A「みんなっ!お昼はな何にしようか?」
B「マックかな・・・それとも・・・」
C「麺類以外で」
D「吉牛が早くていいですね、午後イチで予定もあるし」
A「お昼は蕎麦にしよう!」
B「うーん、蕎麦かあ(マックポテト食べたかったな・・・)」
C「蕎麦って誰も言ってないよ?!」
D「・・・。(そういえばAさん美味しい蕎麦やのこといっていたな)」
A「今日は鴨せいろだ!」
D「そういえば、〇〇駅の近くに美味しい蕎麦できたみたいですよ」
B「(蕎麦って、気分じゃないなあ)」
C「だから、麺類以外っていっているじゃないですか」
A「よし、そこに行こう!」
D「人気店だから、店に入れたら自慢できるかもしれないよ」
「蕎麦屋だから、丼ものもきっとあるよ」
B,C「・・・そこまでいうなら、わかったよ。」
ありがちなお昼のシチュエーションなんだけど、
この4人は、〇〇駅前の人気蕎麦屋に行って、
美味しい鴨せいろに大満足をするのだけれど、
Aさんの思いつきと、Dさんのフォローがあったからこそ
味わえたわけです。
もしこの場面でDさんがいなかったら、
険悪な空気になって、一緒に食事すらできなかったわけです。
でも、
もし、Aさんがいなかったら、
美味しい蕎麦に大満足することもなかったわけです。
Aさんのゴール設定と、
それに向けて、Dさんのマネジメントがあったからこそ、目標達成できたわけです。
Dさんは、BさんとCさんを感情コントロールできるのだから、
その気になれば吉牛にすることもできたはずです。
それなのに、あえて蕎麦屋を提案したのか?
Dさんは「何を食べるか」よりも
「みんなでランチする」ということだったからです。
Aさんのゴール設定に向けて、
DさんはBさんとCさんをその気にさせて、チームとしてまとめたんですね。
ここでもしDさんの気持ちを出してしまったら、Aさん抜きの結果になってしまうでしょう。
これがチームワークなんです
チームとか、組織力とかって話になると、ドラッカーとか出て
「マネジメント理論」とかって、急に難しくなるけれど
実は、とってもシンプル。
・リーダー(1人)
・マネージャー(1人)
・プレーヤー(1人以上)
この3種類が登場人物です。
基本的にリーダーとマネージャーは二人以上いると、うまくいきません。
リーダーは、戦略、目的を指し示すシンボル的な存在。
ただ一人ゴールが見えている人で、
マネージャーは、いかにしてみんなでゴールにたどり着くか
その道のりや方法を考え、プレーヤーの士気を高める存在。
リーダーのいちばんの理解者であり、プレーヤーに伝えて支える人です。
これまで、数々の取り組みを見てきて、やってきて
たくさんのうまくいかないことばかりでした。
リーダーとして、マネージャーとして、ときにはプレーヤーとして
実体験を因数分解して見つけた、
極めてシンプルで、もっとも初歩的なこと。
・リーダーは1人でないとうまくいかない。
・リーダーの目的のための行動はリーダーが伝えてはいけない。
=リーダーはゴールだけブレずに言っていればいい。
・マネージャーはでないとうまくいかない。
・マネージャーは目標設定に自分の意思を込めてはいけない。
=マネージャーは足下の目標(イマココ)をプレーヤに伝えていればいい。
・プレーヤーにはリーダーのビジョンはみえない。
=マネージャーとの意思疎通が大事。
ということ。それだけで自動的にプロジェクトはうごくし
うまくいく方法です。
リーダーがマネージメントしたり、
マネージャーが意思を出しはじめたら、
やばいフラグと認識したほうがよいですね。
リーダーシップとマネジメントのお話でした。
ムラサキカウ
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