しばしば天才とか秀才とか、どっちみたいな話を聞くことがあるのだけれど
ユニークな発想を持つ人を天才!と安易に褒める人が多い気がする。
どうもしっくり来ないのでwikipediaで確認してみた。
天才とは、天から与えられたような、人の努力では至らないレベルの才能・その人を指し、主にきわめて独自性の高い能力的業績を示した人を評価したり、年若いのにあまりに高い才能を示した人への賛辞的形容に使われる。
飛び抜けたレベルの行動や能力ということであれば、
ユニークなアイデアレベルの発言で天才と安易に褒めるのはいいがだろうと思う。
そのユニークさをかたちとして落とし込めた人がはじめて天才と呼べるのではないだろうか。
それができないうちに天才だのと呼ばれて神輿に担がれてしまうと、
勝手に成功してしまうと勘違いし始める。
注目されて神輿に担がれるということは、天才のポテンシャルをもった人へのチャンスでしかないわけで、
キッカケをモノにできた人だけが天才なのだろう。
ものにするためにはお金なり物なりのリソースが必要で
運用するための知識や経験も必要だ。
こういった事は人が助けてくれる場合も大いにあり、
気が付かないところで誰かが成してくれていたりすることもある。
事の多くはどこかの誰か的な「見えない力」に支えられているので
見えない力に感謝するということを感じる力が人間力とかいうんじゃないだろうか。
なので、馬鹿にもしないけれど、安易に天才という言葉で言い表したくない。
「馬鹿と天才紙一重」とはまさにそのとおりだと思う。
価値を認めてもらえたら、そこが0地点なんだよね。
ムラサキカウ
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